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元「中の人」がおすすめする格安SIMはこれだ!その2

「元「中の人」がおすすめする格安SIMはこれだ!その1」では、「そもそも格安SIMとは何ぞや?」「格安SIMを契約しないほうが良い人、したほうが良い人」、「格安SIMのデメリット」、「格安SIMのデメリットに対する対応策」を説明した。まだ読まれていない読者は以下を参考にしていただければと思う。

格安SIMをご存知だろうか?4年前頃までだと「格安SIMって何?」「格安なSIMってこと?」「そもそもSIMって何?」「SIMって食べ物?」「つまり格安な食べ物ってこと?」といった疑問を持っていなかった、とは思うが、まぁ、そもそも日本ではSIMという言葉はあまり世の中に広く知られていない。これが海外だと、SIMがほしい、というだけで何処に行けばよいか教えてくれる程、広く知られている。これは、海外では昔から、携帯電話本体とSIMである通信チップ(通信するために必要な情報が書き込まれているチップ)が分離して販売されていた...
元「中の人」がおすすめする格安SIMはこれだ!その1 - 旅とガジェット

今回のその2では、格安SIMのメリットは何であるかを列挙するところから始めたい。

「いやいや、前回の最後でおすすめの格安SIM会社を紹介したのだから、その理由だけ教えてほしい」

「もしかして、おまえはどこかの会社のまわしものなんじゃないか?」

「格安SIMといいながら、最終的には布団を買わされるんじゃないか?」

「格安SIMの紹介よりも、簡単にお金を稼ぐことができる方法を教えてくれ!」

「もう何なら、格安SIMを使って布団を簡単に売って簡単にお金を稼げる方法を教えてくれ!!!」

というご意見がないことを今回も願いつつ、最後までお付き合いいただければ幸いである。

格安SIMのメリット

これは何といっても

安さ

である。これは疑いようがない。

具体的な価格として、基本使用料が月あたり約1,600円(税別)(3GB使用、通話料は別途必要)というのが格安SIMの基本である。

内訳は以下の通り。

データ使用量(3GB):900円

音声通話機能付帯料:700円

ユニバーサルサービス料:2円

各社によって若干の差異はあるが、その差異はプラスマイナス100円程度と、まぁあまり気にしなくても問題ないだろう。

あとは、新規契約時等に必要な初期費用であるが、これも基本的には3,394円(税別)で各社ほぼ一緒である。

この内訳は以下の通り。

申し込み手数料:3,000円

SIMカード発行料:394円

ただ、こちらの初期費用については、各社キャンペーンを行っている場合が多い。各社のウェブサイトで記載があったり、一番多いのはAmazon等でパッケージを購入することで申し込み手数料が値引きされるという方法だ。ということで、契約する格安SIM会社を決定した後は、このキャンペーンを必ず活用するようにしよう。

ここで気をつけなければならないのが、スマホ本体の値段である。DOCOMO/au/Softbankの契約であれば、月々の基本使用料に追加されてスマホ本体の値段が分割されて含まれているが、格安SIMの場合は基本的にはスマホ本体の代金は別として考える必要がある。

ただし、各社で販売しているスマホであれば、基本使用料と併せて分割で支払うプランなんかも存在する。そうだとしても、スマホ代は別途発生するのでこの分の費用は上記に追加して考える必要がある。

たとえば、ハイスペックなスマホであれば10万円程度するため、これをたとえば24ヶ月で割ると、月々約4700円程度必要となる。

???

お気づきかと思うが、つまり、月々合計で

1,600+4,700 = 約6,300円(税別)

必要となるのである!!!

「格安SIMは安いって言っていたけど、結局は高いんかいな!あやうくだまされるところだった」

「結論、格安SIMは格安ではない!」
っと、ちょっと待ってほしい!前提条件を変えればこの数字も変わってくるので、それをいろいろ変化させてから結論を出す必要がある。

たとえば、

先ほどの10万円のスマホを24ヶ月ではなく36ヶ月(つまり3年)使用するとするならば、約6,300円が約4,400円となり、

3万円程度のスマホを24ヶ月使用するとするならば、約2,850円となる。

更に、3万円程度のスマホを36ヶ月使用するとするならば、約2,400円となる。

上記に追加して、ハイスペックスマホの場合、一部の機種では中古で売却することができる可能性が高く、それを考えると上記よりもさらに安くなる。

つまり、使用するスマホの値段とその使用期間によって、みなし基本使用料がさまざまに変化するのである。

実はこのこともあまり説明されていない場合が多い。ハイスペックなスマホを一括購入する場合は、初期費用としてかなりの金額が必要となり、実は格安SIMへの乗り換える壁が高くなってしまう。

じゃあ、今使っている端末をシムフリーにして使えばいいのでは?という意見もあるだろうが、ほとんどの場合、端末の割賦が残っており、たとえばDocomoとの契約を解約する際にこの割賦の残り分を一度に支払う必要があるため、やはり初期費用としてある程度のお金が必要となってしまう。

ということで、私がおすすめする方法は以下の2つである。両方ともスマホを準備するために必要な初期費用を少なくし、本当に安くする方法である。

  • 3万円から5万円程度のSIMフリースマホを購入する
  • Docomo/su/Softbankで契約しているスマホの割賦を完済したタイミングで格安SIMに乗り換える

ただ、ここからは筆者の独断と偏見の意見だが、結構重要かも知れない。

今までiPhoneを長年使用してきた方は、格安SIMにしたとしてもiPhoneを使用することをおすすめする。iPhoneとAndroidだと勝手がかなり違うのである。しかし、SIMフリーのiPhoneは高いのでその分値段は上がってしまうが、それでも既存の契約よりは間違いなく安くなるし、使用しなくなったあとの中古としての売却でも比較的高い値段で売ることが可能であることを考えると、格安SIMを契約するメリットは十分得られる。

因みに筆者の場合はであるが、そもそもスマホや携帯電話を100台以上所有しており、日々増えているため、正直良くわからない・・・。ただ、格安SIMだとデータ通信のみのSIMといった契約方法も存在するため、それを使用することで複数のスマホを同時に使用する、なんてことも可能である。

ということで、実はこれが「安さ以外のメリット」のうちのひとつである。

「安さ」以外の格安SIMのメリット

先ほども少し述べたが、複数SIMを安く所有することができることが、「安さ」以外のメリットである。

たとえば、

タブレット用にデータ専用SIMを契約する(新規でデータ量を確保する契約パターン)

使用頻度は少ないが、何かのためにデータSIMだけを契約する(基本契約のデータ量を共有するパターン)

といったことが容易に可能である。しかも、不要になれば比較的柔軟に解約が可能である。なお、この、違約金が発生せず解約可能となる時期については各社それぞれであるが、データ専用SIMについてはほぼすぐに解約可能である場合が多い。これは各社のウェブサイトを確認していただければと思う。

また、おそらく普通の方が契約するであろう音声SIMについては、各社違約金発生期間を設けている。おおよそ1年(つまり、契約してから1年の間の解約では違約金が発生)といったところが相場である。

その他、自分が積極的に貯めているポイントがたまる(たとえば楽天ポイント)、とか、データが消費されない通信がある(たとえばFacebookではデータが消費されない)、とか、実はこの「安さ」以外のメリットの部分で各社競争しているのが格安SIMの現状である。つまり、値段では大差なく、この付加価値的サービスを考慮して契約する格安SIMを判断する、なんてのもありであろう。

とは言いつつも、やはり通信がちゃんとできての格安SIMである。目先のメリットに惑わされることなく、あくまでも注目すべき第一優先事項は「通信」であることをお忘れなく。契約したー>めっちゃ遅いー>ぜんぜんネットサーフィンできない!!!なんてことがあっては本末転倒である。

と、ここまでくれば、やっと、筆者がおすすめする格安SIMを紹介できる準備が整った。しかしである。同様な紹介サイトはごまんと存在する。その先人達がどのような方法で評価・紹介しているかを、こちらで紹介したいと思う。

紹介していることを紹介する、となんだかややこしい文章であるが、要は同志を紹介したいということである。

先人達の評価・紹介方法

私が一番参考にさせていただいているサイトがこちらだ。かなり気合が入っており、毎月各社のスピードテストを実施してその速度を比較してランキングしている。はい、この努力(時間とお金)は尊敬に値しますよ。しかも今だに進化を遂げている。たとえば、通信速度測定方法を、より正しい方法に進化させたり、新規の格安SIMを都度追加したりと、なかなかの気合のいれようですわ。

で、このサイトのすごいところが、速度比較を継続して実施していること。これにより、各会社の傾向が読み取れる。

一時的速度が向上しただけかどうか

逆に、一時的に速度が低下しただけかどうか

スピードテストどうしても測定環境や方法によってばらつきが出てしまう。それを極力排除するためにはやはり継続して測定し、安定しているかどうかを確認する必要がある。

格安SIMと格安スマホの比較と評価で一番詳しいサイト(評判と最新情報も随時更新中)
格安SIMの管理人による徹底比較 - 格安SIMの管理人による格安SIMと格安スマホの徹底比較

以下のサイトもかなり気合が入っている。とにかくサイトがポップで見やすいのが特徴だ。このサイトは各社の料金プラン比較を中心に行っており、このサイトを見ることで金額が一目瞭然である。あとはアンケート結果なんかも掲載されており、よく調べられているなぁと関心する。

格安simについて何も知らない方!そして格安simの購入を検討している方!そんなアナタの為のサイトです。格安simの基礎知識から格安simの会社を分かりやすく比較して、アナタに最適な格安simをバッチリご紹介します!気になる方は是非、当サイトをご覧いただき格安simの購入に役立ててください。
おすすめの格安SIMを比較して携帯代を節約!【格安SIMモン】 - おすすめの格安SIMを比較して携帯代を節約!【格安SIMモン】

以下のサイトは、料金比較と速度比較の両方を行っている。そして、やはり通信のことを高速道路を例にして説明しているではないか!!!個人的にかなり親近感がわくサイトである。

格安SIMは50種類以上もあり、選ぶのが難しいですが、このページでは格安SIMを選ぶ上で重要な料金や通信速度などの比較からあなたにベストな格安SIMを紹介します。
実際に契約して24社を比較|おすすめ格安SIMがスッキリわかる! - ネットの教科書

先人達のサイトを見てつくづく感じたのが、

サイトがキレイ!!!

筆者のサイトも頑張って見た目をキレイにしていかねば、と思う今日この頃である。

その他、「格安SIM 比較」で検索するとさまざまなサイトがヒットする。とにかくすごい数だ。しかも、全てのサイトでかなり詳しく内容を紹介、各社を比較しているのはあっぱれである。

もうね、筆者のこの記事、書く必要ないんじゃないかと思ってしまいますわ・・。ここで辞めようかなぁ・・・。

いやいや、せっかくなので、先人達とは違う視点で格安SIMを分析し、皆様にご紹介させていただきたい!!!笑いも含めて。笑いだけかもしれないが・・・。

ちょっと心が折れそうなので、最後の最後、筆者がおすすめする格安SIMの紹介は、次回とさせていただきたい。

「おい!また結論先延ばしか!」

「あきらめるな!」

「寝るな!!!」
という声が聞こえてきそうであるので、次回の予告編を紹介する。

次回予告~~~~

「さらば、格安SIM!おまえは何を求めて旅立つのか~~~~」

・・・なんか違うな・・・。次回に引っ張るためのセンスが全く感じられない・・・。

ということで、本当の予告であるが、筆者はこれまでの先人とは異なる方法を用いて、お勧めできる格安SIMを紹介したい。値段、スピードテスト結果、ではなく、格安SIM社会の背後に存在する「何か」を基に紹介したいと考えている。

国産部部長

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