TOEIC リスニング対策

「あなたのTOEICのスコアはいくつですか?」

と聞かれたことは、日本で生活していると少なくとも1回は聞かれたことがあるだろう。新卒の採用面接では間違いなく聞かれる問いだ。

そのため、TOEICのスコアアップは日本人にとっては死活問題である。

巷には、対策本や3ヶ月でスコアアップ!といった書籍やウェブサイトがゴマンと存在する。かく言う私もそれらの情報を参考にしてTOEIC対策を行ってきた。

因みに、帰国子女に対して「TOEIC何点ですか?」と企業の採用面接で聞く面接官がいるようだが、そこは「TOEFL何点ですか?」と聞きたいところだ。何故なら、TOEICはそもそも日本人向けに作られた試験であり、世界的にはあまり知られていないからだ。

さて、今回は、そのTOEICでも前半パートであるリスニング対策について、私が実践した方法を伝授しようと思う。

はじめに

「伝授ってそんなたいそうなもんなん?」

「1ヶ月で100点スコアアップできるんだろうな?」

「スコアアップの保証はしてくれるの?」

「今さら新しい勉強法なんかないでしょ?」

「確か、あなた、TOEICはテクニックで何とかなる、というか、テクニック次第だ、と言ってなかったっけ?」

「スコアアップのためのガジェットとか紹介してくれるの?」

「TOEICって美味しいの?」

「バナナはおやつに含まれるの?」

「そんなことより、オススメのお好み焼き屋を紹介して!」

といった問い合わせは一切受け付けないのであしからず。

対策方法

結論から先に言う。

ひたすら勉強しろ、以上!!!

・・

・・・

(このブログを荒さないでね・・・)

実際、スコアアップのためには勉強しかない。テクニックなんかに頼ろうと考えること自体が間違えている。スコアアップのためには、ひたすら英語を

聞け!

聞け!!

聞くんだジョーーーー!!!

いやいや、ほんと、これが唯一の方法ですよ。ただ、聞くためにはある程度英語が喋れないとダメなのはあるが、やはり、スコアは聞いた時間に比例する。

その前提で、効果的な勉強法、しかも安い勉強法を伝授!!!しようと思う。

苦手な発音を把握する

まずは、TOEIC模擬試験のテキストを1冊購入する。できれば、複数回の模擬試験が掲載されている本が良い。ベストは、TOEIC公式教材がよい。かなりお高いが、、、。

これを用いて、どの英語の発音(アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア)の聴き取りが苦手かを把握する。殆どの模擬試験書には、どの発音かが問題解説に記載されているから、そこで確認できる。正解したか間違えたかではなく、ちゃんと聞き取れたか聞き取れなかったかを把握する。

恐らくだが、日本人の場合は、イギリス英語とオーストラリア英語の発音が聞き取りにくいだろう。特に、オーストラリア英語の発音は聞き取りにくいと思われる。

有名な 、dayが「ダイ」と発音されるのは流石に慣れないととっさには聞き取れない。

自分の実力を正しく把握できれば、次のステップに移る。

ポッドキャストを聴く

用意するものはスマホとイヤホン。無料のポッドキャストを毎日聞くのだ。

これ、iPhoneだけではなくAndroidでもアプリがあって聞くことができる。

アメリカ英語もまだまだ聞き取れない方には、以下がおススメ。巷では結構有名な番組だ。

All Ears English Podcast

何がいいかというと、使用されている英語が簡単、しかし、喋るスピードははネイティブスピード。更に、配信されている番組が多いのでネタがつきない。

これをまずはイヤホンで聞こう。TOEICの本場ではスピーカーから流れてくるが、まずは、雑音なしで完璧な状態で聴けるようにする。

注意するのは、ながらきき、を行わないことだ。可能な限り集中して聞こう。私の場合は通勤電車の中や、フィットネスジムでバイクをしているときに聞いている。とにかく毎日聴く。

さぁ、ここからだ。ある程度普段から英語を使用する方であれば、アメリカ英語は問題なく聞き取れるだろう。であれば、次にCNNを聞こう、ではなく、イギリス英語とオーストラリア英語のポッドキャストを聞こう、である。

TOEICは普段使用する英語が使えるかどうかを評価する試験のため、CNNレベルの専門用語がバンバン出てくる英語は聴く必要はないと考えている。

私の場合、イギリス英語がダメで、それが聞き取れるようになれば最後にオーストラリア英語を聞き取れるようにした。おススメは以下の番組。先程紹介した番組同様、簡単な英語をネイディブのスピードで喋っているので、とっつきやすい。

Luke’s English Podcast. イギリス英語。

The Aussie English Podcast.オーストラリア英語。


因みに、私はLuke’s English Podcastがかなり気に入っている。内容が面白いのだ!ただ、1回の番組時間が約1時間のため、複数回に分けて聞いている。たまに、電車の中で一人で笑いをこらえてしまうことがある。どう見ても変質者だ・・・。

これをとにかく継続することがスコアアップの唯一の方法だ。

勿論、これだけではなく、問題先読み、わからない問題の切り捨て、といったテクニックも必要だが、逆に、テクニックだけでは高得点は期待できない。

ただ、1つ、テクニックとして使いたいのは、上記勉強の過程段階において、自分が苦手とする英語の発音問題が出てきたら、問題を聴き始めた瞬間からその問題をある程度諦めよう。TOEICにはある程度のリズムが必要なのは確かで、苦手な英語の発音問題をきっかけにそのリズムを崩してしまうと元も子もない。

つまり、その苦手な発音の問題だ!と思う回数を少なくすることが、スコアアップに繋がる。

最終的には、各問題を聴き始めたら、「これはイギリスだな」「これはアメリカだな、楽勝楽勝」「おっと、これは中国語だな!ニーハオ」って判断できるようになるところまで持って行こう!

(勿論、中国語は不要だが・・・)。

念のために言っておくが、私はこの方法で、リスニング485点までスコアアップに成功した。ということは、今でも聞き取れていない問題がある程度は存在するということだ。多分、5問くらいは間違えているのだろう。

てかね、完璧に聞き取れたとしても、どっちも答えやろ!と思う問題は一定程度存在する。Select the best answer! と試験では言っているが、そんなもん、どっちがベストかはケースバイケースでしょ!と言いたくなる問題もある。

例えば、

「今日は何を食べますか?」

の問いに対して、

「お腹の調子が悪いので今日はお昼ご飯は食べたくないです」

と、

「公園で待ち合わせをしています」

だと、どっちでも正解だと思うのですよ、はい。

想像してみてください。男性が、好意を抱いている女性をランチに誘うシチュエーションを。

女性が断る常套句として「公園で待ち合わせをしています」は

アリだろ!!!

私も散々経験してきたから納得できるぞ!

・・・あくまで個人的見解であることをご了承ください。

まぁ、TOEIC側はそれを見越して、問題精度が低いものは採点に含めない、と言った複雑な採点方法を採用しているのだろう。それはそれで素晴らしい。

結論

というわけで、ポイントは、自分が苦手な発音がどの国の英語の発音なのかを把握し、それをポッドキャストを聞いて克服することだ。

そうそう、これインド英語の発音じゃね?と思われる問題に出会ったことが過去にあった。確か雑誌か何かに掲載されている参考問題だった気がする。で、解説を見ると、やはりインド英語だった。

今後はそんな発音も追加されるのかなあ、謎である。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

19 − six =